長時間ドライバーの方の腰痛
お仕事などで長時間の自動車の運転をされる方には他の原因による腰痛とは少し違った痛みの出方の特徴があります。
車の運転をされる際にはペダル操作をするために右膝を少し持ち上げた姿勢を維持する必要がある為、
右大腿部前面の筋肉が過労を起こし弾力性が徐々に低下していきます。
リカバリーの為の施術やエクササイズを行って対応すれば問題は無いのですが、
それを怠ると骨盤に対する牽引という悪影響を及ぼしてきます。
今回の患者さんは少し特徴のある痛みの出方をしていました。
前屈をすると骨盤の右側仙腸関節付近に痛みが現れており
初めに大腿部前面にある筋群を緩めていったのですが、今回はそれだけではこの動作痛が取れなかったのです。
これは仙腸関節自体の動きに問題があるなと想定し、
右側の腸骨に後傾方向の誘導を加えると前屈時の痛みが消失しました。
今回のケースは痛みを起こしている筋肉や神経、及び歪みを作っている原因筋にアプローチをしても
痛みが消失せず、骨盤の仙腸関節自体にアプローチしなければ問題が解消しなかったケースになります。
知識として知っていれば可能性の一つとしてすぐに検査を実行できるのですが、
割と見過ごされやすい痛みの発生源と言える箇所になります。
この患者さんは自動車の運転が姿勢不良の要因となっていましたが、
長時間座位姿勢を取りつつ脚を組む癖がある、片腕だけ頻回使用する(マウス操作等)
キーボードや画面が身体の正面に無い等、どのような方でも腰痛の要因となりうる条件は当てはまる事が多いと思います。
同一の姿勢や動作というものはどうしても身体の歪みを引き起こしてしまうものです。
はっきりした痛みが起きていなくとも不調や違和感を覚える方は不良姿勢が原因かもしれません。
思い当たる節のある方は大事に至る前に一度お身体のメンテナンスを検討してみては如何でしょうか?
お電話でのご相談はこちら↓
03-6382-5560
ご予約はこちら↓
https://reservation.fujimicho-fine.com/