ヘッドフォワードと矢状面脊柱バランス 1/n
皆さん、立っている時、座っている時、顎が前に突き出てませんか?
この、顎が前に突き出るような姿勢をヘッドフォワード(前方頭位)と呼びます。
この姿勢の何が問題かというと、本来なら背骨の上に7~8キロ程の重さの頭が乗っている状態なのですが
頭が前方に逸脱することによって骨や靭帯の弾性によって重さを支えられていた状態から
頚部から背部にかけての筋力でその重さを支えなければならなくなってしまうからです。
しかも本来の位置(身体を横から見て肩の先端と耳の穴の縦のラインが揃う)から離れれば離れるほど
テコの原理によって支えなくてはいけない重さが増してしまうということになります。
このヘッドフォワードの姿勢の改善なくして頚肩部症状の根本解決は無いと言っても過言ではないのです。
これらの原因に挙げられるのが股関節機能の低下と体幹筋力の低下、肩甲帯の位置異常があります。
次回以降この原因について論じていきたいと思います。