頭部前方位は本当に結果なのだろうか 2026.06.21 整体やトレーニングの世界では、 頭部前方位は長らく 「結果」 として説明されてきた。 胸椎の後弯が増えた結果。 肩甲骨が前方へ移動した結果。 骨盤の位置が崩れた結果。 そのような説明である。 もちろんそれらは間違いではないだろう。 しかし私は以前から一つの疑問を抱いていた。 なぜ頭部前方位だけが最後まで残るのだろうか。 骨盤位置が改善しても。 胸郭位置が改善しても。 肩甲帯の可動性が改善して... > 続きはこちら
『セグメント距離モデル』序章公開にあたって 2026.06.19 こんにちは。 今回は少し普段と違う内容の記事になります。 現在私は、これまでの臨床経験や考察を整理し、「セグメント距離モデル」という考え方について書籍としてまとめる作業を進めています。 セグメント距離モデルとは、人体を「関節角度」や「筋肉の硬さ」だけで捉えるのではなく、身体を構成する各セグメント(骨盤・胸郭・頭部など)の位置関係や距離の変化から観察しようとする試みです。 もちろん、まだ発展途上の... > 続きはこちら
なぜ全身が痛くなるのか? ~アナフィラキシー後の全... 2026.06.12 「先生、とにかく全身が痛いんです」 以前来院された患者さんの言葉です。 腰が痛いわけでもない。 肩が痛いわけでもない。 膝が痛いわけでもない。 とにかく全身が痛い。 整形外科的に見ても明確な異常はなく、どこを動かしても痛いような状態でした。 詳しくお話を伺うと、数か月前にロキソニンによるアナフィラキシーを起こしたとのことでした。 担当医からはロキソニンが原因と説明を受け、その後は鎮痛薬も使用でき... > 続きはこちら
なぜ私は「腹を伸ばせ」と言うのか 2026.06.11 腰痛、膝痛、肩こり。 慢性的な不調を抱える人の姿勢を観察していると、ある共通点が見えてきます。 それは筋力不足でも柔軟性不足でもありません。 もっと根本的な問題です。 「腹が伸びなくなっている」 ということです。 私は日々の施術の中で、 「腹を伸ばしてください」 という指導をよく行います。 それは見た目を良くするためではありません。 人間が本来持っている立つ・歩くという機能を取り戻すためです。 ... > 続きはこちら
坐骨神経痛が治らない本当の理由 ― 神経ではなく「... 2026.06.05 先日、70代男性の患者さんを施術しました。 症状は左大腿下部から下腿上部にかけての坐骨神経痛。 整形外科では腰椎ヘルニアと診断されています。 しかし実際に身体を観察すると、少し違和感がありました。 一般的な坐骨神経痛でよく見られるような、 ・腰から殿部への連続した痛み ・前屈や神経伸張での増悪 ・SLRテストでの再現 がほとんど見られないのです。 むしろ座っている時は症状がほとんどなく、立っ... > 続きはこちら