なぜ私は「腹を伸ばせ」と言うのか 2026.06.11 腰痛、膝痛、肩こり。 慢性的な不調を抱える人の姿勢を観察していると、ある共通点が見えてきます。 それは筋力不足でも柔軟性不足でもありません。 もっと根本的な問題です。 「腹が伸びなくなっている」 ということです。 私は日々の施術の中で、 「腹を伸ばしてください」 という指導をよく行います。 それは見た目を良くするためではありません。 人間が本来持っている立つ・歩くという機能を取り戻すためです。 ... > 続きはこちら
坐骨神経痛が治らない本当の理由 ― 神経ではなく「... 2026.06.05 先日、70代男性の患者さんを施術しました。 症状は左大腿下部から下腿上部にかけての坐骨神経痛。 整形外科では腰椎ヘルニアと診断されています。 しかし実際に身体を観察すると、少し違和感がありました。 一般的な坐骨神経痛でよく見られるような、 ・腰から殿部への連続した痛み ・前屈や神経伸張での増悪 ・SLRテストでの再現 がほとんど見られないのです。 むしろ座っている時は症状がほとんどなく、立っ... > 続きはこちら
ドケルバン病は親指の病気なのか? ~三角筋前部から... 2026.06.03 ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)は一般的に、 長母指外転筋(APL) 短母指伸筋(EPB) の炎症として説明されます。 もちろん局所ではその通りです。 しかし臨床では、 「なぜその腱だけが壊れるほど働かされているのか」 という視点も必要になります。 今回経験した症例は、そのことを改めて考えさせられるものでした。 症例 50代後半女性。 フィンケルシュタインテスト強陽... > 続きはこちら
肥満姿勢を「重量分布」と「重力適応」から再分類する... 2026.05.18 一般的な姿勢分類では、 骨盤前傾 骨盤後傾 反り腰 猫背 といった「形」の分類が中心です。 しかし実際の臨床では、それだけでは説明できないケースが非常に多く存在します。 特に肥満体型では、 同じ骨盤後傾でも崩れ方が違う 男性と女性で支持戦略が異なる 四頭筋ばかり張る人とハムばかり張る人がいる “反り腰に見える後傾”が存在する など、単純な角度分類では整理できま... > 続きはこちら
癌は“できるか”ではなく“育つか”|ワールブルグ効... 2026.05.15 ■① 癌は「突然できるもの」ではない 一般的には 癌はある日突然発生する だから“できないようにする”ことが重要 と考えられています。 しかし実際の身体では 異常な細胞は日常的に発生しています これは DNAの複製エラー 活性酸素 外部環境 などによって避けられません。 ■② 本質は「発生」ではなく「選択」 重要なのはここです 問題は“発生したかどうか”ではなく、“それが生き残るかど... > 続きはこちら